東北地方太平洋沖地震で犠牲に遭われた方々には衷心より哀悼の意を表し、被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます。

東北地方太平洋沖地震で犠牲に遭われた方々には衷心より哀悼の意を表し、被害に遭われた方々には心からお見舞
い申し上げます。

2011年3月29日火曜日

被災者支援のつどい

当初予定されていました本山(東本願寺)での「宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要」は東日本大震災の現実と福島原発の深刻な事態を鑑みて第一期法要(3月19日〜28日)を中止しました。
しかし今回の御遠忌法要にかわり真宗本廟(東本願寺)にて「被災者支援のつどい」として法会が開かれました。
当寺院が所属する日豊教区大分市組では第一期法要(3月26日参拝)に団体参拝する予定でしたが、御遠忌法要中止を受けて参拝中止を決定しました。
(大分市組では第2班として第三期法要にも団体参拝の予定があります。)
しかし、当初参加予定されていらっしゃった方の「被災者支援のつどいというかたちになってもどうしても本山にお参りしたい」という声をいただきましたので希望参加ということで参拝をいたしました。
当初200名以上の参加予定者でしたが50名弱の参加希望者があり、団体を縮小してでの参拝を行いました。
当寺院は第2班(第三期法要)に該当していましたが、第一期法要にお参りされたいというご門徒さんが2名おられましたので私を含め計3名でお参りさせていただきました。
(当寺院から第三期法要には20名以上の方が参拝予定です。)
結局今回の「被災者支援のつどい」には、光西寺さんのご門徒さんと当寺院だけの参加となりましたので「光西寺・西福寺団体参拝」という名称となりました。
3月25日〜28日までの3泊4日(船中2泊)、参拝でした。

【行 程】
3月25日(金)
光西寺発(13:00)〜《バス》〜新門司港発(17:00)〜《名門大洋フェリー》〜
3月26日(土)
大阪南港着(5:30)〜《バス》〜本山(真宗本廟)着(8:00)〜「被災者支援のつどい」参拝(9:30〜11:00)〜「みやこめっせ」にて昼食(13:15〜)〜京都市立美術館親鸞展」見学(14:15〜13:15)〜比叡山参拝(16:15〜17:15)〜「ホテル平安の森京都」夕食・宿泊
3月27日
ホテル発(8:45)〜青蓮院参拝(9:00〜9:45)〜東大寺大仏殿参拝(11:00〜12:00)〜奈良市内で昼食(12:10〜)〜法隆寺参拝(14:00〜15:30)〜神戸港発(18:30)〜《フェリーさんふらわあ》〜
3月28日
大分港着(5:50)〜解散

京都は数日前から寒さが厳しい状況だったそうですが、我々が参拝した26日も非常に寒く時折雪が降るような天候でした。
本山(真宗本廟)には8時に到着しました。
修復された御影堂
御遠忌法要に予定されていた能舞台などは使われていません
最初に現在修復を控え素屋根がかけられている阿弥陀堂にて記念撮影を行いました。
その後、阿弥陀堂・御影堂屋根の見学のほか、各教区が取り組んだ御遠忌讃仰事業のブース、御遠忌テーマ表現アート展、御修復のあゆみ展などを見学しました。
御影堂屋根見学から境内の様子
雪が舞ってます
修復された御影堂の屋根瓦
9:30より勤められた「被災者支援のつどい」は以下のような内容でした。

1 真宗宗歌
2 開会のことば(大谷暢顯門首)
3 宗務総長挨拶ー被災者支援のつどいを開催するにあたってー
4 勤 行(同朋唱和)
5 災害救援本部長からの報告ー被災地の現況と支援の報告ー
6 法 話
7 閉会挨拶ー被災者支援に向けてー(宗務総長)
8 恩徳讃斉唱

【開会のことば】(大谷暢顯門首) 
本日、真宗本廟において、宗祖親鸞聖人と、ご参集の御同朋の皆さまと共に、東北地方太平洋沖地震災害「被災者支援のつどい」を開催いたします。 
まず、このたびの激甚災害により尊い生命を奪われた方々に、謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災され深い悲しみと大きな不安のなか、今なお苦しい生活を余儀なくされておられる全ての方々に、心からお見舞いを申し上げます。 
このたびの巨大地震・大津波による甚大な被害、そして原子力発電所の極めて深刻な事態により、今、私たち真宗門徒は、この現代を生きる人間の真のつながりを、南無阿弥陀仏の教えから、厳しく問われています。 
今日の「つどい」において、一人ひとりが被災地に思いを馳せ、悲しみを共にすることを願いますとともに、今こうして、宗祖聖人の御真影まします真宗本廟に集う重大な意味を受けとめたいと思います。 
そして、相共に念仏申し、被災地支援の活動を推進いたし、いよいよ自信教人信の誠を尽くし同朋社会の顕現に努めてまいります。 
2011年3月 
真宗大谷派門首 大 谷 暢 顯

【宗務総長挨拶】(要旨) 
3月11日に発生した未曾有の巨大地震と大津波によって、東北・関東をはじめ、国内の広範な地域に甚大な被害がもたらされ、なおかつ、原子力発電所は極めて深刻な事態が続き、今なお全く予断を許さない状況にあります。 
まず、このたびの震災により生命を奪われた、実に多くの方々に、衷心より哀悼の意を表しますとともに、親しい方を亡くされ、また、ご家族の安否もままならず、今なお深い悲しみの中で、苦難の生活を強いられておられる全ての皆さまに、心よりお見舞いを申し上げる次第であります。 
また、このたびの第一期法要中止につき、大変ご迷惑をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。 
巨大地震、大津波、そして原子力発電所の深刻な事態。かかる激甚災害の現実を厳粛に見据え、全力を挙げて災害救援活動に取り組むため、今回「被災者支援のつどい」として、ここ「真宗本廟(東本願寺)」における法会を開かせていただいたことであります。 
さて、連日の報道からもご承知のとおり、被災地の方々がおかれております状況は、日を追うごとに苦痛を増しております。 
本当に多くの方が、一瞬にして大切な人を亡くされ、それまでの生活の場を失われ、また、未だご家族の安否すらわからず、探す方途もないという、本当につらく、悲痛としかいいようのない毎日を、ひたすらに耐え、懸命に生き抜いておられます。
そのうえ、原子力発電所の深刻な事故に曝され、物資の不足をともなって、重大な危機状況におかれております。 
決して安易に申すものではございませんが、国内外の支援により継続中の救援活動、原発沈静に向けた活動が、いよいよ実を挙げ、一刻も早く、被災された皆さまの安定し た生活が確保され、一日も早い被災地の復興を願わずにはおれません。 
宗派におきましても、震災直後から被災地の寺院・ご門徒をはじめとする現地の状況把握に努め、救援金の募集、救援物資をともなった救援チームの派遣など、直ちにできることから間断なく対策を講じております。今後も、現地での活動は大変過酷なものでありますけれども、力を尽くしてまいる所存であります。 
今回の震災による原子力発電所の極めて深刻な事態は、経済至上・科学絶対主義と表わされる人知の闇が、まさしく露わになった事実であります。
このことは、私たちの生活を根底から問い直させる、たいへん重要な意味をもっておりますことは言うまでもありません。 
まずは、第一に、現在の原子力発電所自体の危機状況が、一刻も早く収束することを願うものであります。
それとともに、刻一刻と脅威が増大する現場に立ち向かい、これ以上の放射能拡散を留めようと尽力しておられる方々に、心から敬意を表したいと思います。
原子力発電所の職員の方々、自衛隊、警察をはじめ実作業に当たられている方々にも、もちろん家族があり友人があることです。
そのなかで、あきらめることなく、文字通り、命がけで作業を続けておられます。
いかに人間が作り出した結果と申しましても、たいへん心を痛める事態であります。 
このような凄惨な事故を生み出す原子力発電所に頼る生活を営んでおりますのは、ほかならない私たちであります。
あらためて、一人ひとりが、原子力に依存する現代生活の方向というものを、考え直さなければなりません。
進歩発展を疑ってもみない私たちの日ごろの心の無明性を、厳しく教えてくださるものは、如来の「はたらき」をおいて他にございません。 
今回の激甚災害により、「念仏の教え」から私たち自身が問われています。
親鸞聖人が顕かにされた浄土真宗を、私たちは、はたしてどのように受けとめてきたのか。
そして、いかに自身の生き様として証していくのか、と。 
私たちは、自らの生活のありようを振り返り、現代という時代状況を作っている一人の人間として、この現実を引き受ける責任があります。
いかに厳しくとも、現実を身の事実として引き受け、歩まねばなりません。 
今、私たちは、何をなさねばならないのでありましょうか。 
この「つどい」において、重ねて、親鸞聖人のお声に耳を傾けたいと思います。 
激甚災害に遭われたすべての方々を、一人ひとりが思いやり、いま自分をこの場所に押し出してくださった方々に感謝しつつ、精一杯の救援活動を行ってまいりましょう。
そして、その基となるべきものとして、親鸞聖人の、「「十方衆生」というは、十方のよろずの衆生なり。
すなわち われら なり」(尊号真像銘文)という言葉を、大切に、大切に、受けとめてまいりましょう。 
被災の方々に思いを馳せ、悲しみを共にすることを願って、いよいよ「人間回復の一道」を証してまいりたいと思います。 
 2011年3月 
                          真宗大谷派宗務総長 安原  晃 

以上のようなご挨拶がありこの「つどい」(法要)の意義をあらためて確かめさせていただきました。

また、被災者支援のつどいに寄せられたメッセージとしてお二方のメッセージが紹介されました。

【宮崎哲弥氏(評論家)】
去る 3月11日に発生した東北関東大震災。
日本人の原風景ともいえる町並みや田畑が津波にのみ込まれていくさまは、私たち自身の大切なものが奪われていくようでした。 
犠牲者の方々に深く哀悼の意を表しますとともに、悲しみの中で避難生活を強いられております皆様に心よりお見舞い申し上げます。 
私は、昨年10月から真宗大谷派が提供しているBS-TBS「こころのすがた」という番組でナビゲーターを勤めさせていただき、各界の方々との対話の中に「現代人の生き方」や「生きるヒント」のようなものを少しでも番組視聴者に感じ取っていただきたいと思ってきましたが、今あらためて、仏教の縁起と慈悲の重要性を痛切に感じています。 
「復興の日」という言葉をまだかんたんには使えないと思います。
それでも共に生きる中で皆さんの心の中に少しずつ希望の光が差し始めることを祈っています。  


【大谷昭宏氏(ジャーナリスト)】

生きていることの無常さを感じる。
去っていった命の無念さを思う。
被災地に降りしきる雪の無情さを恨む。
画面を通じて伝えることしかできない 己の無力さを憎む。 
だが、電気の通じていない避難所には、その伝えたいことさえ届かない。 
どうしよう。どうしよう。
だけど、いまはその無力さを微かな、でも確かな微力に変えよう。 
みんなの微力が集まったとき、微かな灯が一筋の力強い光になることを信じて。


このように各氏からのメッセージも大切な問題提起としていただきました。
被災者支援のつどいの様子
法要変更にもかかわらず、当初予定の7割くらいの方の参詣がありました
堂内各所にモニターが設置されています
「被災者支援のつどい」の趣旨文
「被災者支援のつどい」終了後には晴れ間がでてきました
今回の法要中止から「被災者支援のつどい」開催については宗派内において賛否の声が多々寄せられているのも事実であります。
本山も参拝する私たちも非常に難しい判断を余儀なくされた状況でありました。
50年に一度という大法要に際し、これまでそれぞれの方がそれぞれの思いで数年かけて待ち受けてきました。
そういう意味ではほとんどの方が、「御遠忌法要として予定通りお勤めしたかった」という思いは捨てきれずにいると思います。
しかし今回はまさに未曾有の事態であり、被災者の方々に寄せる思いも皆同じだと思います。
そこで、後ろ髪を引かれながらも50年の一度という機縁に増して、さらに稀有なご縁をいただいたこととしてこの「被災者支援のつどい」に遇わさせていただいたのも非常に意義のあることだと思います。
今回ご参拝された方々も当初の参拝の趣旨とは違ったにもかかわらず、「お参りさせていただいてよかった」と皆さんおっしゃってくださいました。
法要中も非常に寒かったんですが、「被災者の方々のご苦労を思えば・・・」という気持ちが強く不足な感情は全くありませんでした。
今回の惨事はある意味、宗祖のお示しくださった大切な念仏の教えが本当に響いてくるような千載一遇の機縁として、はたらきとして受け止めなければならないのではないでしょうか。

ちなみに、昨日(3月28日)本山より第二期法要(4月19日〜28日)、第三期法要(5月19日〜28日)についても「被災者支援のつどい」の願いを引き継ぎ法要次第及び荘厳を一部変更して厳修するという発表がありました。

2011年3月24日木曜日

スポーツ選手、タレント、ミュージシャンの支援活動

3月23日、震災の影響で開催が危ぶまれていたセンバツ高校野球が開幕しました。
プロ野球と違い3年間しかない高校野球生活のなかで、やっとつかんだ甲子園出場なので、こういう状況にもかかわらず開催したことを非難する人はほとんどいないと思います。
しかし、入場行進を行わないなど運営を簡素化しているようです。
また、大会スローガンに「がんばろう!日本」をかかげ、開会式のはじめに震災で犠牲になられた方々へ黙とうをささげました。
特に印象深かったのは創志学園(岡山)の野山主将の選手宣誓でした。
宣誓。私たちは16年前、阪神大震災の年に生まれました。いま、東日本大震災で多くの尊い命が奪われ、私たちの心は悲しみでいっぱいです。被災地ではすべての方々が一丸となり、仲間とともに頑張っておられます。人は仲間に支えられ、大きな困難を乗りきることができると信じています。私たちに今できること。それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです。「がんばろう!日本」。生かされている命に感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。
以上が全文で、素晴らしい言葉に感動しました。
東北代表の光星学院(青森)と東北高校(宮城)も含め出場32校が憧れの舞台で精一杯がんばって欲しいと思います。

一方、プロ野球の方はセ・リーグの開催方針が世間の非難を集めています。
ファン、選手側と球団側に思いや感覚にかなりの開きがあるようです。
特に読売巨人軍の意向が色濃いようですが、巨人というチームの悪しき古き時代の体質そのものが浮き彫りになった感が否めません。
私は20年くらい前に巨人ファンをやめましたが、いまだに巨人ファンなんていうと恥ずかしい時代に突入してると思います。
話はそれましたが、こういう話は先の高校野球とは、全く違う次元の話です。
高校野球は見せるためのものではありません。
その真剣さに自ずとこっちが引きこまれてしまうんです。
私が思うに、開催や運営面についての議論とは別に、プロスポーツ選手が活躍して被災者に勇気を与えるなんていうのは幻想だと思っています。
スポーツだけでなく、多くのタレントが出て被災者を応援するような番組が流されたりするものも違和感があります。
また、ミュージシャンが応援のライブを開いたりするのもどうかと思います。
なぜそう思うかといえば、被災者が不在のところでやってるからです。
今回の震災は正直いうと「それどころじゃない!」っていうくらいの大惨事であります。
テレビどころか必要な情報ですら入ってこないんです。
確かに渡辺謙が呼びかけて始まった「kizuna311」などはいい企画なんですが、被災者がどれだけ目にできているのかが気になります。
私はプロスポーツ選手やタレント、ミュージシャンが多大な寄付金をしたり、その知名度を利用してチャリティーをしたり、支援を呼びかけたりするのは大賛成です。
阪神淡路大震災の時、ミュージシャンの泉谷しげるが
てめえら、募金しろバカヤロー!売名?そーだよ!俺はよ売名行為でやってんだ!有名じゃなきゃ金は集まらんだろバカヤロー!売名だ!一日一偽善だバカヤロー!!
と言ったらしいですが、それは正論だと思います。
先日岩手出身のJリーガー小笠原満男選手(鹿島アントラーズ)が被災地を訪問していましたが、こういうのが本当に被災者を励ましてるといえるんだと思います。
気持ちを寄せることは大事なことだし、被災者も嬉しく思うでしょう。
とにかく被災者不在のところで、しかも見えないところでどれだけ被災者にスポーツ選手の素晴らしいプレーや活躍、タレントやミュージシャンの才能を披露しても何の役にも立たないと思うんです。
被災者の精神状態を考えてください。
我々の想像をはるかに超えていると思います。
もうちょっと経って復興の兆しが見えてきたら、有名人の活躍が励みになるようなこともあるでしょう。
いまはそれを励みにできるほどの余裕がないくらい切羽詰った状況だと思います。
今や日本中の人のみならず世界中の人のほとんどが被災者に想いを寄せているはずです。
そこで「今、自分には何ができるか」という自問にたいして、自分の世界観の範囲の中から「自分たちにできることはこれだ」と思ってやっているんでしょうが、それは安直であり浅はかです。
到底無理なことを思い描くのも問題ですが、意外にも誰にでもできることの方がまずやらなければならないことかもしれません。
数日後に本山(東本願寺)の「被災者支援のつどい」に参加予定ですが、「今、何をやらねばならないのか?」「何が出きるのか?」という課題をもって参拝したいと思います。

総代・世話人会&春季彼岸會

【総代・世話人会】
3月14日(月)2010年度末の総代・世話人会が開催されました。
当寺院の年度末の総代・世話人会は次年度の新世話人さんにご参加いただきます。
2010年度の決算承認と次年度の納金のご依頼が主な内容でした。
さらに、昨年より真宗大谷派日豊教区大分市組の取り組みで通夜、葬儀式の見直しと統一が実施されたことの説明と(内容はいずれブログにて紹介します)、2016年春に厳修される「日豊教区・四日市別院宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌」と四日市別院本堂修復事業に関わるご依頼についての説明があり、全会一致で了承をいただきました。
総代・世話人の皆様、一年間よろしくお願いいたします。
総代・世話人会の様子
残念ながら欠席者が7、8人ありました
委任がありましたので会は成立です
総代の朝来野さん(左)と四童子さん(中)が司会進行をされました
日豊教区・四日市別院宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌の趣意書
全会一致で一戸あたり13,500円の御懇志をご依頼します
門徒会館で懇親会です
毎年この時期に咲く中庭の玄海ツツジ
【春季彼岸會法要】
3月20日(日)〜22日(火)春季彼岸會法要が厳修されました。
寒さが戻ってきた3日間でしたので、一度片付けたストーブを出した次第です。
昨年の秋彼岸會同様に、今回もお参りの少なさにさみしい思いをしました。
しかし、中には新しくお参りに来られた方もいらっしゃったことは嬉しいことでした。
これから先はどうなるのでしょうか?
このまま参拝者が減り続けるのか、逆に本堂が満堂になる時代に戻るのか、今後5〜7年以内が勝負だと思います。
ご参拝いただいたみなさん、ありがとうございました。
勤行中の様子
法話中の様子
毎日15〜20名くらいの方に御參詣いただきました
東北地太平洋沖震災の救援金、義援金箱を設置しています
一応明日までが彼岸期間となりますので、何らかのかたちでお参りしましょう。

2011年3月19日土曜日

佐世保別院仏華講習

3月17日(木)真宗大谷派(東本願寺)佐世保別院で仏華講習に出講させていただきました。
佐世保別院参道の階段
佐世保別院本堂
佐世保別院鐘楼 
佐世保別院本堂内
佐世保別院の長谷山法雄御輪番の御自坊が日豊教区の築上組浄心寺様(前住職)ということで、同郷のよしみでお呼びたていたいたということです。
平素は佐世保別院の直参門徒の方が華立てをされているようですが、少し指導いただきたいという旨でありました。
お役に立てるかどうかは別としてあつかましくお邪魔しました。
ちょうど一年前も同様の目的で伺いましたので、今回は一年ぶりの出講となりました。
春の彼岸法要を前に彼岸の華立てを兼ねた研修会でした。
見学を含め8名のご門徒さんと有意義な時間を過ごすことができました。
私の目から見ても昨年よりも上達したように感じ取られました。
仏華は基本的な構成が頭に入りさえすれば、後は経験回数を重ねると自ずと上達するものです。
欲を言えば、観察力と効率的な立て方が加わればもっといいかなあと思います。
ご門徒さんと接して佐世保の方の人の良さと暖かさが伝わってきます。
皆様おつかれさまでした。
華立ての様子
華立ての様子
本堂内にご門徒さんから譲り受けたお内仏(仏壇)がありましたが、非常に素晴らしいお内仏でした
実は前回が初めての佐世保訪問でした。
さすがに米軍の基地がありますので、外国情緒が随所に見られる街です。
それから海と造船所と坂が印象的な街でもあります。
夜は長谷山御輪番に佐世保の夜をご案内いただきました。
食も美味しくいただき、あらためていい街だなあと思いました。
お世話になりました。

2010年度小学校卒業式

3月16日(水)大分大学教育福祉科学部附属小学校の第126回卒業証書授与式が行われました。
男子60名、女子60名の計120名の卒業生が、学び舎とお世話になった先生方にお別れをしました。
私もPTA役員を拝命している関係でお招きをいただいたので、列席いたしました。

【式次第】
一、開式のことば
一、国歌斉唱
一、卒業証書授与
一、学校長式辞
一、学部長祝辞
一、来賓「お祝いのことば」PTA会長
一、卒業生・在校生のコール「のびる子 旅立ちのコール」
一、保護者代表謝辞
一、校歌斉唱
一、閉式のことば

卒業証書授与では一人ひとりの児童らの堂々としたすがたが印象的でした。
卒業証書授与
西本一雄学校長の式辞では朝日新聞の『天声人語』に書かれていた「窮屈な幸せ」のお話がありました。
四角形のコタツに5人が座ると1人あまります。
じゃあ五角形のコタツを作ればいいのでしょうか?
そうではなく、窮屈でも喧嘩しながらでも知恵を出し工夫をして座ることが大切です。
現代は自分の部屋を持ち、クーラーがあって、テレビがあって、パソコン、携帯電話がある快適な暮らしに慣れきっています。
しかし、このように何不自由なく快適な生活や他人と関わりを持たずにいることが、幸せなのでしょうか?
家族や友人との関係の中で、肩と肩を寄せ合い会話を交わし知恵を出し工夫をすることが本当の幸せなのです。
今回の東北地方の震災にあたり、みんなで助け合うやさしい心とたくましい行動力が窮屈な中でも発揮されています。
最後にこの一年間最高学年としてよくがんばりました、というお話でした。
西本学校長の式辞
大分大学教育福祉科学部の大岩幸太郎学部長の祝辞では、将来社会でどのような人間になりたいか?というお話がありました。
大岩先生は子どもの頃に『土星の宇宙船』という本を読まれて電気技師になりたかったそうです。
さらに、『鉄腕アトム』の『十字架島』の巻についてお話をされました。
ロボット学者の戸沢博士が製作したプークという自由自在に変身できるロボットがアトムと対決します。
プークは鷲になったりライオンになったりしてアトムと戦いますが、結局最後は壊れて動けなくなりました。
そこでアトムがプークに向かって「あんまり一度にいろいろなものになろうとしたから」だと言いました。
将来いろいろなことをできる人間になるのではなく、何にでもなれる可能性のある人になってその中から自分の道を選んで欲しいというメッセージを卒業生に送られました。
大岩学部長の祝辞
大岩学部長は写真や絵を使ってお話くだいました
中野通孝PTA会長は、ご自身が35年前に附属小学校を卒業されて感じたことをお話されました。
自分にとって大切な人は誰かと考えたら家族と友だちであり、友だちは特に同級生だということでした。
仲間はずれにされたこともあったが、今では仲の良い友だちとして大切な存在であります。
こうして同級生として出会えたことは、特別な出会いであり、その友だちは特別な存在であり一生の友であります。
となりの人を大切に思い、一生の宝ものにしてください。
そして、助け合い、励まし合い、やればできるという信念を持って、諦めず投げ出さずに突き進んで欲しいという力強い言葉で卒業生を送り出しました。
中野PTA会長の祝辞
中野会長はご長男が卒業されました
おめでとうございます
卒業生と在校生のコールは素晴らしいことばと歌で我々に感動を与えてくれました。
卒業生のコールと歌
在校生が『明日へつなぐもの』の歌で卒業生を送りました。
「旅立つ君の背中に 胸張って誓うよ 僕らに教えてくれたこと 忘れはしないから」という歌詞がよかったです。
卒業する6年生は「のびる子」という学年テーマのもとで成長してきました。
特にフープをとおして、続けることの大切さを学びました。
やりたいことを続けることによって自分を伸ばすことができる、「のびる子」として成長しました。
是非これからも伸び続ける人間として大きく羽ばたいていって欲しいと思います。
学校長、学部長、PTA会長の言葉を胸に刻み、今まで後押ししてくれた先生や家族の方に感謝する気持ちを忘れないでください。
6年間よくがんばりました。
本当におめでとうございました。
卒業記念制作の木彫校歌額
保護者代表謝辞
卒業生には在校生よりブーケが送られました
最後は在校生がアーチをつくって送りました
BGMはいきものがかりの『YELL』でした

2011年3月16日水曜日

本山職員による被災地報告

真宗大谷派では今回の東北地方太平洋沖地震にあたって現地救援のため本山職員を数名被災地に派遣しました。
その中に玉樹さんという方がおられ、私と知人だったのでメールがきました。
マスコミをはじめいろいろなところで被災地の状況が報道されていますが、せっかく貴重な報告をいただいたので玉樹さんの報告を共有いただきたく思い、ブログにて紹介させていただきます。



【3月15日(火)15:30】

今朝から陸前高田にて救援活動を開始し、無事にベースキャンプの寺に戻り、今から仙台へ引き返します。

お寺も民家も、何もかも津波にさらわれ、想像を超絶する惨状に、適切な表現ができかねます。

海岸から6キロ地点の河口まで、瓦礫の山で、遺体収容も間に合っていません。

瓦礫の山から次々と遺体が見つかっている状況です。
体がバラバラになってしまったお姿、苦しみもがいたであろうお姿、数えきれないご遺体の前で、家族を探し泣いている声、ただ唖然と言葉なく立ち尽くす姿、言葉になりません。

私の眼前のこの光景の中にも、足下にもまだ無数のご遺体があるのでしょう。

避難所では、一度に一瞬にして多くの家族を亡くし、また家族の安否がわからない不安と悲しみの中、少ない物資を分け合いながら助け合っておられます。

今朝から10リッター規制での部分給油が始まり、関係者の安否と物資を自ら求めに行こうと、スタンドに長蛇の列が作られてます。

多くの命を失いながらも、必死に生きる命の姿がたくさんあります。

子どもが無邪気に遊ぶ姿に、余計に胸が痛みます。

この惨状は現実であり、誰にも起こり得ることです。
1日1日・一瞬一瞬を大事に生きることの大切さを痛感しています。

物が足りません。
ここに物を運び届ける燃料が足りません。

1人1人の1秒の節電とか応援の言葉で、救われる命が、救わなければならない命がここにあります。生きようとする命があります。
全力で、全力で支えましょう。

復興したこの街の姿を、またいつか必ずや見れますように。
添付画像①
添付画像②
添付画像③
添付画像④
添付画像⑤

東北地方太平洋沖地震と義援金

今回の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)は言葉にならないくらい悲惨な状況になっています。
テレビなどでの報道を釘付けになって見ましたが、日に日に地震や津波による爪痕の大きさが明らかになってきました。
一瞬にして街が消えてしまうなど、映画のシーンかと疑いたくなるほど信じられない光景が次々に入ってきます。
まずは、犠牲となられた多くの方々に謹んで哀悼の意を表すとともに、被災された方々、関係者には衷心よりお見舞い申し上げます。
地震発生から100時間以上が過ぎ、少しだけですがやっと投稿ができるくらい落ち着きを取り戻せました。
今現在も、行方不明者の救出、生存者の確認、避難されている方の援助に加え、被害を受けた福島原発の対処などが急がれています。
また、今後いかにして復興すればいいのか、本当に復興の道筋が立つなだろうかというように問題は山積しています。
余震もまだまだ続いているようです。
不安な日々が続き、被災者は体力的にも精神的にも疲労困憊の状態だと思います。
世間はどこに行っても地震の話題ばかりで、様々な考えや意見が出されています。
私も思うことは山ほどありますが、少しづつですが綴ってみます。

早速、被災者に対する支援の輪が広がってきています。
日本のみならず、世界中からも被災した日本に対して温かい支援をいただいています。
今回の悲惨な出来事とは反対に、世界中の人の気持ちは一つになりつつあります。
その気持の届け方や、支援の仕方には様々なかたちがあります。
それぞれの人がそれぞれのかたちでできることをすればいいと思います。
例えば、電力の供給が懸念されているため節電が必要になっています。
日本中で節電意識は確実に高まっていると思います。
それも支援のかたちです。
既にボランティアとして現地に赴いた方もいるようです。
私も駆けつけていきたいんですが、何が必要とされているのか、どういう行動を取るべきか、私には何が出来るのかということをもうちょっと冷静に考えてみたいと思っているところです。
不足した物資の供給が急務のようですが、物資についてはただ「送ればいい」という訳にはいかないみたいです。
むやみ無鉄砲に物資を送るとその仕分けや送付などに逆に手を煩わせるというような問題が、過去の災害にその前例として残っています。
すると当面はお金での支援がその効率からしても最も適しているということになります。

既に各地で義援金の協力が始まっています。
私もかつて阪神淡路大震災をはじめ様々な災害に対しての義援金活動に関わったことがあります。
しかし、この義援金というのは非常にデリケートな問題を抱えていると思います。
まず思うことは、義援金というのは必ずどこに送るかを明記することが大切だと思います。
こういう時に不謹慎にも義援金詐欺が横行することがありますが、詐欺ではないということを示すためでもありますが、どういう種類の支援活動のネットワーク上のものであるかということをあらわすためです。
そのほとんどが日本赤十字社に送られるケースが多いかと思いますが、どこが取りまとめる募金活動の末端として義援金を集めるかということです。
義援金というのは提供する側のことを考えて募らなければなりません。
「こういうふうに困っている方がいるので支援をしてください」というような支援を啓発的に行うケースもあります。
例えばまだ世間に知られていないような難病の支援団体などが行う場合はこういうケースなんだと思います。
しかし今回の震災のように世間では自明のこととして認知されていることへの支援活動ならば窓口の一つとして行動しているということを自覚すべきであります。
行政やマスコミが義援金の受付をしていますが、今回のようなケースは本来はそれで十分だと思います。
しかし、現代社会ではネット利用者が多いのでインターネットから募金が送れるのは非常に効果的なのでそういった形態のものも必要だと思います。
Yahoo!JAPANのサイト上にある「Yahoo!基金」はこれまで実績を残してきました。
確かに入り口はいくつもあった方がいいので、コンビニのレジなどにもあるのはいいことだと思います。
そういう意味でいろいろな団体や場所で義援金活動が広まっているというのはいいことなんだと思います。
しかし、義援金を提供しようとする人の側からすると被災者の方へ気持ちを寄せているのに、そこへ募る人や団体の顔が強く出ると歪のようなものが出てくると思います。
正直にいうと分母の取り合いになりかねないということです。
ユニクロでお馴染みのファーストリテイリングの柳井会長が個人で10億円の寄付をしたそうですが、それぞれの財力と気持ちから試算して個人ができる義援金の額は決まっています。
それをどこ経由で送ったかということによって、集める側の成績意識を煽ってしまいます。
義援金の取り合いが始まります。
決まってる分母を取り合うと、無意識のうちにそれを「手柄」としてしまうものです。
今回の悲惨な状況の中で「そんなこと考えるはずがない。純粋にやってます。」と反論がありそうですが、あえて自虐的な見方をするならば義援活動をエゴイズムの延長に位置づけてしまいがちな人間性を認めないわけにはいきません。
決して自己満足の内にとどめてはいけません。
よく「どこで誰が義援活動をやってます」という情報が入ってきますが、時としてそれは自己満足の押し付けに聞こえます。
なぜなら、今回の義援金の受付は前述のとおり行政とマスコミ、ネットレベルで十分全国民に知れわたっているからです。
実際、先日「◯◯さんが明日どこで義援金活動するらしいから、そこに行って募金しようと思う」と言われる方がいましたが、私は「わざわざ行かなくても近くのところにいくつでも義援金を受け付けてるからそこですればいいんじゃないですか?」と答えました。
義理が邪魔なんです。
義援金を募ってるところに知り合いが前を通った時、義援金がいただけなかったら不服感が出るんじゃないでしょうか?
もしかしたら既に多額の義援金を出されてるかもしれませんし、その方も義援金を募る活動をしてるかもしれません。
赤い羽根のように「既に募金しました」っていうのが目に見えるというのはよく工夫された形態だ思います。
結局こういう活動をするのは、支援活動に励んでいるという社会的アピールの方が強くなってしまうんじゃないでしょうか。
確かに何もしないと「社会的関心がうすい」というレッテルを貼られてしまうので何もしないわけにはいきません。
私のお寺が所属する真宗大谷派も義援金の窓口を開設しています。
これはどちらかというと対外的というよりも宗派内のための窓口(会社内で社員に呼びかけるようなもの)だと思います。
先程のコンビニの話と同様の意味(義援金の窓口が目に触れるところに多くあったほうがいいという意味)で当寺院でも義援金箱を設置しようと検討しています。
しかし、「まだ義援金をされていない方へ」とか「義援金の送付宛のない方はこちらで受け付けます」というような文言を添えておきたいと思っています。
あくまでも末端の窓口の一つであり、「義援金はどこでも一つで繋がっている」というような意味合いを意識付けするためです。

何度も申しますが、今回のこれだけの悲痛な出来事に対して本当に多くの人が心を痛め涙して、心を一つにして助け合いたいという気持ちが強くなっています。
だからこそ、本当の意味で人間性が問われます。
私も本当にいろいろなことを考えさせられており、自分自身ときびしく自問自答をしながらこの現実に目をそむけることなく向き合っていきたいと思います。
義援金を呼びかける活動、募金する活動はいずれも尊敬に値する行為です。
しかし、自分自身と葛藤しながら関わりを持ち続けなければならないと思う次第です。

2011年3月11日金曜日

南大分青年クラブセミナー

3月10日(木)南大分青年クラブのセミナー例会がありました。
当クラブでは年に数回セミナーを行っています。
これまで、税理や金融、IT関係や仏事作法、文章の書き方などのセミナーもしたことがあります。
その他にも料理教室やフラワーアレンジなども経験しました。
セミナーというか半分レクリエーション的な感じでボウリングやゴルフ、フットサル、釣りというようなものもありました。
今回は「美味しいコーヒーの淹れ方」講座でした。
会場は南大分公民館の調理実習室とちょっと味気ない場所でしたが、こういうところがウチのクラブらしさです。
講師は大分市今津留でコーヒー豆の自家焙煎店を経営されている野尻健一先生でした。
とても爽やかで感じのいいイケメンさんでした。
姉妹店である「Cafe Garden」をはじめ、大分市内を中心に各店舗でその店のオリジナルブレンドを作っていらっしゃいます。
美味しいコーヒーを淹れるための講座も不定期で開催されているようで、飲食店に限らず様々な事業所や団体からも好評をいただいてます。
今回はクラブ員の丹羽さんが旧知の仲ということでお招きさせていただきました。
野尻先生(左)とクラブ員の丹羽さん(右)
今回はメイプルカフェラッテ(?確かそういうネーミングだったと思います)を淹れてみました。
最初に先生からコーヒー豆について説明をいただきました。
詳しくは触れませんが知らないことだらけで「へ〜っ」の連続でした。
煎る前のコーヒー豆
まずは先生の実演からです。
豆と温度が重要とのことで、あとは注ぎ方のテクニックが必要ということがわかりました。
先生の実演を真似て、クラブ員一人ひとりも実演に挑戦しました。
かなり性格が反映されるのか出来上がりの見た目にも差が出ます。
おそらく味も差があるんだと思います。
しかし、自分で淹れたコーヒーはなんとも言えず美味しく感じました。
少しお湯を注いだ時の状況で適温を見極めるそうです
メイプルシロップの上から温めた牛乳を注ぎます
次にコーヒーを注ぎます
ここはテクニックが必要です
一定の速さを保ってゆっくりと注ぐのがコツのようです
先生のつくったコーヒー
最後に牛乳の泡を乗せます
綺麗な層が出てます
クラブ員の実演
私がつくったものです
泡が少なかったですが、まあまあの出来でした
先生を囲んで記念写真
正直いうと、私はコーヒー好きといえるほどではありません。
嫌いではないですが、出されれば美味しく飲む程度で、コーヒーについての知識もこだわりもさほどありません。
しかし今回のセミナーを経験して、コーヒ好きの人の気持ちがちょっとだけ分かりました。
かなり奥が深いようですね。
こだわりがあるんでしょうね。
例えばコーヒーペーパーが茶色か白色で味の違いを感じる人がいるらしいです。
白色のものは漂白してるから、その味が出るということみたいです。
コーヒーの香りの良さは格別でした。
先生のお父様手作りのシフォンケーキもすごく美味しくいただきました。
帰りには先生が作られたコーヒーをおみやげにいただきました。
これからちょっとこだわってコーヒーを飲んでみようという気になったセミナーでした。
先生ありがとうございました。
今度は是非先生のお店へ伺いたいと思います。

2011年3月10日木曜日

組教化協議会&前教区会議長慰労会

【組教化協議会】
3月7日(月)今年度2回目の組教化協議会が日豊教区会館で開催された。
この会は教区内各組と教区教化委員会の活動が適切に連携する方策等について検討協議を行うためのものです。
各組の教化委員長、同朋の会教導と教区教化委員本部員の45名が参加対象となっています。
昨年11月に各組の改選があったため、今回は約15名の方が新任でありました。
今回の内容は以下のとおりです。

1次年度以降の教区教化の方向性について
①これまでの教区教化の流れについて
②教区教化活動の点検(御遠忌後の方向性について)
③中心施策と教区指定重点教化事業について
2各組における本山御遠忌総括としての教区教化活動の点検について
3次年度に向けての取り組みについて
①次年度に向けての流れについて
②今後の教化関係等事務連絡について
4教区御遠忌讃仰事業について(DVDダイジェスト版の試写)
組教化協議会(教区会館2階講堂)
協議後、3班に分かれ次年度以降の教区教化の方向性と教区と組の連携についての意見交換の班別座談を行いました。
次年度からは教区教化の中心施策に「真宗の本尊」ということを掲げることが確認され、どのようにしてそれぞれの教化事業の中でその課題を展開すべきかということが活発に話し合われました。
また次年度より各組間の連携や学習の場として組の教導会をこれまで以上に活発に行うべきだということも確認されました。
班別座談

【前教区会議長慰労会】
組教化協議会終了後、前教区会議長の渡邊さん(日田組浄満寺住職)の慰労会が宇佐市四日市で開催されました。
渡邊さんは副議長を一期、議長を二期と計9年間にわたり日豊教区にご尽力くださいました。
当教区では通常、議長退任に対する慰労会といったものは開催されませんが、数名の有志が発起人となり異例の開催となりました。
また、同じく長年(15年)にわたって教区会議員としてご尽力された木津さん(佐伯組龍音寺住職)に対しても慰労会が行われたのはサプライズでした。
お二方の在任中は、四日市別院本堂修復という重い課題があり大変な時期でありました。
度重なる協議検討を経た後修復事業への方向性が示され、ようやく事業着手の一歩を踏み出したところであります。
お忙しい自坊の法務を犠牲にしてまで、教区のためにご尽力いただきました。
あらためて我々には、敷いてくださったこのレールを何としてでも着実に進む責任があるんだと覚悟を持ちました。
何はともあれお二方とも、本当にお疲れさまでした。
暫くはゆっくりなさってください。
渡邊前議長(左)と木津前教区会議員(右)
教区内の有志が約30名参集しました
発起人の小袋さんが司会進行
村上新教区会議長のご挨拶
渡邊さんに花束贈呈
木津さんに花束贈呈