光国寺さんよりご案内をいただきましたので、拝聴に伺いました。
ライブの案内 |
光国寺さん、山門 |
光国寺さん、本堂 隣に保育園があります 寺向いには幼稚園もあります |
板張りの築地塀がとても立派です |
簡単なプロフィールは以下のとおりです。
鈴木 君代(すずき きみよ)
京都出身。真宗大谷派僧侶。
大谷大学卒業後、真宗大谷派宗務所(東本願寺)に勤務。
10歳でギターを始め、大学時代は軽音楽部に所属。
いのちや愛をテーマにしたは50曲以上の自作曲がある。
毎月京都市でライブを開催。また全国各地へ赴き活動。
鈴木君代さん |
愛知県岡崎市出身。真宗大谷派僧侶。
岡崎市浄妙寺住職。
大学時代は軽音楽部に入り本格的に音楽活動を行う。
鈴木君代さんとのユニットではアレンジャー、シンセサイザー奏者として活躍。
天白真央さん 天白さんのお寺(浄妙寺)は徳川家康の叔母が嫁いだそうです |
前回は4年2ヶ月前で、私はその時も拝聴に伺いました。(前回からそんなにたったかなあ)
前回は子ども3人と坊守(母)、若坊守(妻)の6人で伺いましたが、都合により今回は私一人で伺いました。
子どもたちは是非行きたいと言ったんですが都合がつきませんでした。
私は大谷派なので以前から存じあげてましたし、ライブも何度か伺ってました。
また、若坊守(妻)は結婚前宗務所で働いていましたので、鈴木さんと同僚でもありました。
今回も前回と同じく、4ヶ寺のお寺で計5回のステージが行われました。
【11月29日】
昼ー別府市亀川・西光寺(本願寺派)
夜ー豊後大野市三重町・乗蓮寺(本願寺派)
【11月30日】
朝ー大分市森町・専想寺(本願寺派)
昼ー大分市森町・専想寺(本願寺派)
夜ー大分市里・光国寺(本願寺派)
ライブの前に稲田住職よりご挨拶があり、光国寺さんでライブを開催するようになった事の起こりをおっしゃっておられました。
ご挨拶する光国寺、稲田静真ご住職 |
2006年出版された稲田住職の著書『そのまんまでいいんだよ』 発行:樹心社/発売:星雲社 |
稲田住職は早速京都での鈴木さんのライブに行かれて、ライブが終わって鈴木さんのもとへ駆けつけ「大分に来てほしい」とお願いされたそうです。
そのようにして、このライブが実現しました。
稲田住職のご挨拶の後、一同で『敬礼文』、『三帰依』、『念仏』を唱和しライブがスタートしました。
来場者一同で『敬礼文』『三帰依』『念仏』を唱和 |
『衆会』
仏教讃歌です。
最初に来場者みんなで歌いました。
『大きな古時計』
鈴木さんは長くおじいさんとふたり暮らしでした。
おじいさんと100歳まで生きてほしいという約束をしたそうですが、残念ながら94歳で亡くなったそうです。
しかし、おじいさんが最後に「娑婆の縁が尽きたらお浄土に帰るんだよ」とおっしゃられたということです。
そのおじいさんを偲んでこの曲を歌いました。
『我やさき 人やさき〜白骨の御文〜』
天白さんの曲です。
11月半ばにある方のお子さんが6歳で亡くなられたそうです。
ちょっと障害のあるお子さんだったらしいですが、急に亡くなりました。
その子の母親は当時妊娠をしていて、亡くなった二日後の朝出産しました。
その日はなくなったお子さんの葬儀の日で、12時から行われた葬儀に車椅子で参列した母親が号泣しながら焼香する姿を思い出して歌いました。
天白さんご本人もこの曲を歌うと泣きそうになるそうです。
天白さんの素晴らしい歌声に感銘した曲でした。
『兵戈無用』
鈴木さんが恩師と仰ぐ故・和田稠先生が生前「戦争は人間を人間でなくする」とおっしゃっていたそうです。
釈尊は「兵戈無用」(大無量寿経)、親鸞聖人は不安と争いの中で「世のなか安穏なれ」とおっしゃいました。
武器も兵隊もいらないという、平和の世界を願う一曲です。
『真宗宗歌』
この曲も仏教讃歌です。
鈴木さんは3番の歌詞が素晴らしいと言われました。
この曲も来場者一同で歌いました。
『さとうきび畑』
鈴木さんが今年テーマにしたことは沖縄でした。
基地の問題が大きかったようです。
あわせて、沖縄の素晴らしい文化や人柄に共感した思いを込めて歌われました。
『一本の鉛筆』
美空ひばりが被爆地広島の平和音楽祭で歌った曲です。
一人でも一本の鉛筆で反戦を訴えることができるという深いいい曲でした。
『大丈夫』
未発表曲の曲です。
時間の都合で歌うのをやめようかと言いましたが、稲田住職が時間オーバーしても構わないから歌ってほしいという後押しがあって、さわりを歌ってくださいました。
素晴らしい曲です。
『お坊さんに憧れてお寺に入ったの』
稲田住職が、鈴木さんに是非会ってみたい、大分に来てほしいと心を動かした一曲です。
鈴木さんの代表曲でもあり、大ヒット曲です。
お寺に生まれたわけでもない鈴木さんが僧侶になるきっかけとなったことがあります。
小学校の途中から事情があって両親がいない生活を送るようになって、お寺に預けられたそうです。
友だちからもいじめにあったりで、死にたいと思ったときにお寺の住職から大事なことを教えられました。
どんな人も受けとめてくれる世界があるということが驚きでした。
いきいきとした鈴木さんの姿を拝見すると、まさに「お坊さんになってよかったなあ」と思わせる一曲です。
ライブ中の鈴木さん(左)と天白さん(右) |
ライブ中の本堂内 |
最後に稲田住職が、未発表の『大丈夫』は我々すべての人を「大丈夫だよ」と受け止めてくださる阿弥陀様のお心がうかがえる素晴らしい曲なので、今後広く歌われることを期待すると言われました。
鈴木さんの語り、お二人の歌声に心奪われる時間を過ごさせていただきました。
鈴木君代+天白真央のアルバム (君天RECORDS) |
3rdアルバムの歌詞カードにサインをいただきました |
是非いつか大谷派のご門徒さん、西福寺のご門徒さんにお聴きする機会をつくりたいと思います。
ライブ終了後、鈴木さん、天白さんを囲んで懇親の席に会わせていただきました。
懇親会で記念撮影 |
懇親会の席に若坊守(左)が駆けつけ鈴木さんと久々の再会 |
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