東北地方太平洋沖地震で犠牲に遭われた方々には衷心より哀悼の意を表し、被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます。

東北地方太平洋沖地震で犠牲に遭われた方々には衷心より哀悼の意を表し、被害に遭われた方々には心からお見舞
い申し上げます。

2011年6月9日木曜日

2011年 春季永代経法要

6月6日(月)〜8日(水)の3日間にわたり春の永代経法要をお勤めいたしました。
日時 6月6日(月)〜8日(水)
    昼/13:30〜
    夜/19:30〜(※8日は昼法要のみ)

山門横の掲示板
数年前までは4月下旬〜5月上旬に行っていましたが、3月の春季彼岸法要に近いということと、農業に携わるご門徒さんが減りいわゆる「農繁期」ということが関係なくなったということで近年は開催時期が下がってきました。
なので「春季」という表現が似つかわしくないのかもしれません。
「永代経法要」という法要の意味は、昨秋の投稿「秋季永代経法要」にて触れたので省きます。
勤行の様子
今回お話くださいました講師は、築上組・西教寺(豊前市)住職の小袋雅文師でした。
当寺院に講師としておみえになるのは2回目でしたが、前回ご出向いただいたのは10年以上も前になります。
しかし小袋先生は私とは約20年のお付き合いがありまして、日豊教区(福岡県東部と大分県の真宗大谷派寺院の集まり)の活動ではいつもご一緒させていただいており、月に何度も顔を合わせる仲であります。
講師の小袋雅文師
今年は宗祖親鸞聖人の750回御遠忌の年でありますが、丁度その年に未曽有の大災害となった「東日本大震災」が起こったことに何か大事な問いかけを感じるということでお話をいただきました。
宗祖の御遠忌ということで親鸞聖人のご生涯を順に追いながら3日間お話を進められました。
親鸞聖人のご生涯をとおし、聖人ご自身が苦悩という課題をいただいたからこそお念仏に生きる道を見出されたということが窺えるということでした。
親鸞聖人が自らを愚禿(愚か者)や非僧非俗(僧侶でも俗人でもない)と名乗られたことや、「悪人正機」(悪人こそが仏の救いのお目当て)について詳しくお話くださいました。
また、参詣者から真宗や仏教の教えや作法など日頃疑問に思われることについてもお応えいただきました。
非常に分かりやすくユーモアあふれるお話で、参詣者の方々も真剣に聴聞されていました。
御法話の様子
講師のユーモアあるお話に参詣者の方々も笑い顔です 
永代経の際に全ご門徒から集められる「御仏供米志」(仏前に供える仏飯のお米)
このように今でもお米を供えてくださる方々もいらっしゃいますが、
最近では財施で納めてくださる方の方が多くなりました
いずれにしても有り難いことです

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