東北地方太平洋沖地震で犠牲に遭われた方々には衷心より哀悼の意を表し、被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます。

東北地方太平洋沖地震で犠牲に遭われた方々には衷心より哀悼の意を表し、被害に遭われた方々には心からお見舞
い申し上げます。

2010年11月11日木曜日

秋季永代経法要

昨日より3日間、当寺院では「秋季永代経法要」が勤まっています。
日時 11月10日(水)〜12日(金)
    昼/13:30〜
    夜/19:30〜(※12日は昼法要のみ)


『永代経』とは、そのような名前のお経があるのではなく、元来は『永代読経』の略で、「永代にわたってお経が読まれる」という意味であります。
つまり、「永代にわたって、み教えが大切に受け継がれるように」という願いが込められた法要であります。
ですから、現代の私たちに尊いお念仏のみ教えを届けてくださった、先祖の遺徳を偲びながら仏法聴聞に励み、更にこのご法義を次の世代へ受け継いでいくことが大切であります。


通常各家庭では50回忌を年忌法要の最後とされることが多いです。
(以前は70回忌や100回忌をされる方もいました)
しかし、本来は法事というものに最後ということはありません。
50回忌以降は100回忌、150回忌、200回忌・・・と50年毎に法事をお勤めするのが正式であります。
50回忌が最後というのは人間の寿命を考えると「私がお勤めするのが最後」という意味だと思います。
50回忌を過ぎた方々、あるいはその年に年忌法要に該当しない方々を含め、その寺にご縁のあった方々(諸仏)全ての合同法要が「永代経法要」のもう一つの目的であります。


当寺院では毎年、春(5月〜6月)と秋(10月〜11月)の2回の「永代経法要」を勤めています。
いずれも3日間、昼夜含めて計5回の法座を勤めています。
昼法要は浄土真宗の正依の経典である「浄土三部経」を3日間に分けてお勤めします。
1日目「仏説無量寿経」(大経)
2日目「仏説観無量寿経」(観経)
3日目「仏説阿弥陀経」(小経)
夜法要は「正信偈」というお勤めをいたします。
私が子供の頃は本堂が満堂になっていましたが、近年はお寺での法要にお参りされる方がかなり減ってきました。
特に夜は数名の方しか参詣者がいないんですが、「仕事があるのでお参りできない」という言い訳をさせない為にもやめずに頑張っています。
まあ、こういったことは、どこのお寺も抱えている問題と思いますが、お参りしない方をお参りさせるのは至難の業です。
そもそも無理矢理お参りさせるのも、おかしな話なんですが、何らかの工夫は必要なんだと思います。


今回の講師は福岡県飯塚市の明正寺住職の杣山 眞乘 師に御出向いただいています。
浄土真宗本願寺派のお寺さんです。
実は、講師は当寺院の住職の従兄弟(前住職の妹の長男)です。
非常にわかりやすいお話をいただいています。


昨日は「私はどうなりたいのか」というテーマでお話しくださいました。
仏教の「四念処(住)」について触れられていました。
「常」でありたい。
「楽」でありたい。
「我」を主張したい。(目立ちたい、威張りたい、私が、オレが)
「浄」らかでありたい。
しかし、現実はこうであります。
「無常」(移り変わりゆく、老いる、死ぬ)
「苦」(苦しみが尽きない
「無我」(一人では成り立たない、支えられて生きている)
「娑婆・穢土」(苦しみを耐え忍ぶ世界、汚れた世界)
この現実を引き受ける力が阿弥陀様の「本願力」であるということでした。


今日は「信心」というテーマでお話がありました。
自分の思いで宗教に関わっても自分の都合を満たすことにしかならないが、そういった自分自身を明らかにしていくことが本当の意味で「信心」ということではないでしょうかという話でした。


法要は明日まで勤まります。
御門徒でない方でもかまいませんので、是非足を運んでいただきたいと思います。
内陣のお荘厳
参詣席の様子
講師:杣山眞乗師
志納所の朝来野さんと四童子さん
参詣者の皆さん

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