東北地方太平洋沖地震で犠牲に遭われた方々には衷心より哀悼の意を表し、被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます。

東北地方太平洋沖地震で犠牲に遭われた方々には衷心より哀悼の意を表し、被害に遭われた方々には心からお見舞
い申し上げます。

2010年11月15日月曜日

日本人のメジャー挑戦について

今オフにメジャー移籍を視野に入れている選手が出てきました。
楽天の岩隈はポスティングの入札があったようで、ほぼ移籍は間違いないと思います。
千葉ロッテの西岡もポスティング、同千葉ロッテの小林宏之もFAでメジャー挑戦を表明しています。
ダルビッシュ(日ハム)、中島(西武)は今オフは見送りとなったようです。
川崎(ソフトバンク)は来オフと言われています。
逆にアスレチックスの岩村は日本球界復帰となり、楽天が獲得したようです。
メジャーリーグでプレー経験がある日本人選手はこれまで(昨年まで)で42人いたようです。
ご存知のように、第1号は1964年の村上雅則投手で、その後1995年の野茂がドジャーズに入るまで30年以上の歳月が経っていました。
その間に江夏豊が挑戦しましたが、メジャーデビューは果たせませんでした。
(その他何人かの選手が挑戦したり、交渉したりしています)
しかし、野茂の渡米が引き金となって、その後日本人選手が次々に海を渡りました。
ここで一度整理してみます。

《1964年》村上雅則
《1995年》野茂英雄
《1996年》マック鈴木
《1997年》長谷川滋利、柏田貴史、伊良部秀輝
《1998年》吉井理人
《1999年》木田優夫、大家友和
《2000年》佐々木主浩
《2001年》イチロー、新庄剛志
《2002年》野村貴仁、小宮山悟、石井一久、田口壮
《2003年》松井秀喜
《2004年》松井稼頭央、大塚昌則、高津臣吾、多田野数人
《2005年》井口資仁、藪恵壹、中村紀洋
《2006年》城島健司、斉藤隆
《2007年》岩村明憲、岡島隆、松坂大輔、井川慶、桑田真澄
《2008年》福留孝介、福盛和男、小林雅英、黒田博樹、薮田安彦
《2009年》上原浩治、川上憲伸、高橋健、田沢純一
《2010年》高橋尚成、五十嵐亮太

これだけの選手がメジャーでプレーしましたが、いったいどれくらいの選手が成功したと言えるのでしょうか?
まあ、評価する人の主観もあるでしょうが、ほんの一部の選手しか活躍できなかったと思います。
あえて活躍度をAランク、Bランク、Cランクに分けるならば、私が評価するAランクの選手は野茂、長谷川、佐々木、イチロー、松井、岡島、松坂、黒田の8名くらいだろうと思います。
Bランクとして2、3年の活躍ができた選手が数名といったところでしょうか。
中には「この程度の選手でよくメジャーを目指したなあ」という選手もいます。
井川、小林雅、上原などは日本であれだけの実績があったのに、やっぱり通用しないんだなあと思わせるほどの体たらくです。
桑田や高橋健のように最後の花道的な挑戦はわからないでもないです。
こうやってみると投手は岡島のように使い方次第で通用しそうですが、野手は厳しいと思います。
正直、松井稼頭央は通用するだろうと思っていましたが、結果大した活躍ができなかったですね。
(おそらく来シーズンは日本に戻ってくるんじゃないですか。)
やっぱり内野手は、よっぽどの選手じゃないと使い物にならないんじゃないでしょうか。
向こうの選手(内野手)は守備のうまさというよりも、体の大きさと肩の強さが重要視されるんです。
外野手は日本人選手の方がうまいです。
田口なんかはそれで持った選手です。
そういう意味で内野手の西岡は絶対通用しないと思います。
西岡もそうですが、今後メジャーを目指している川崎も中島も全盛期の松井稼頭央ほどの力もないし、中途半端な選手です。
野手ならば、外野手かスラッガーならば何とかなるんじゃないでしょうか。
今の日本球界だと、青木(ヤクルト)か村田(横浜)くらいですかねえ。
ソフトバンクの秋山監督が若い時、メジャーの数球団から身分照会を受けていたそうですが、当時の秋山なら絶対通用していたと思います。
巨人の高橋由伸も全盛期なら通用してたんじゃないですかねえ。
投手は通用しそうな選手は少なくないと思います。
岩隈、ダルビッシュ、涌井あたりは間違いなく通用しますよ。
小林宏之はそれほどの器じゃないですね。
きっと2、3年で帰ってきますよ。

TBSで日曜日の朝に放送される「サンデーモーニング」のスポーツコーナーに解説者の張本勲氏が出演しています。
張本氏の持論には賛否の声が様々であります。
私も張本氏の発言に「その考え方はどうなんでしょうか」と思うことが頻繁にあります。
しかし、メジャーに対しての意見については同感する点が多いです。
まず、「メジャーのレベルが低下した」という考えです。
もしかしたら日本人選手のレベルが上がったのかもしれません。
でも、成績の結果は別としても「この程度の選手をメジャーの球団がよく取るなあ」と思うことが多いです。
野村、福盛、薮田あたりは最初から無理だと思ってましたが、案の定すぐに帰ってきましたよ。
それから張本氏がよく言ってることは「一度メジャーに行ったら数年間は日本でプレーできない規約をつくるべき」ということです。
最もだと思います。
最近しばしば「日本球界はメジャーの2軍になった」と言われることがありますが、このことがその原因でその弊害となっているんです。
「無理だったら日本に戻ってきたらいい」というように、身の丈知らずで気軽に夢を追って挑戦する選手が多いんです。
約半分の選手が日本球界に復帰してますよ。
そうやって考えると、野茂や長谷川は筋の通った人間だと思いますね。
別のパターンですが、井川も帰って来れないのか来ないのかわかりませんが、根性ありますね。
それから、日本の球団も帰ってきた選手を受け入れるのも節操がないと思います。
特に古巣に戻るなんて信じられません。
さっきも申しましたが、福盛と薮田は何をしにアメリカに行ったんですかねえ。
福盛の場合は当時の楽天野村監督が取りたくなかったみたいですが、野村監督のその気持ちがよくわかります。
一度日本球界を離れたら最低5年くらいは復帰できないというような規約はつくって欲しいと思います。

まあ縷々いろいろと勝手に、そして無責任に述べてしまいましたが、実は私野球経験がない全くの素人です。
いまさらですが、偉そうなことを言って申し訳ありません。
しかし、これも日本のプロ野球ファンとして、プロ野球がつまらないものになってほしくないという思いで申し上げたものですから、お許しください。

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