東北地方太平洋沖地震で犠牲に遭われた方々には衷心より哀悼の意を表し、被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます。

東北地方太平洋沖地震で犠牲に遭われた方々には衷心より哀悼の意を表し、被害に遭われた方々には心からお見舞
い申し上げます。

2010年11月14日日曜日

善教寺前住職門徒葬

11月13日、佐伯市の善教寺様で前住職の門徒葬(14時〜)があり、参列させていただきました。
前住職は、善教寺第16世住職で俗名は桑門豪さん、法名は「信楽院釋稱憲」とおっしゃいまして、寿算81歳でした。
故・桑門豪さん
前住職は9月30日にお亡くなりになり、密葬を済ませておられましたが、満中陰を迎えたこの日に善教寺門徒葬として本葬が執り行われました。
前住職の桑門豪さんは、九州大谷短期大学の学長を21年間務められた方で、退任後も名誉学長をなさっておられました。
九州大谷短期大学の設立時には設立実行委員長をなさり、まさに九州大谷短期大学の礎を築いてこられた方でした。
その他、ご寺坊に併設されておられるルンビニ幼稚園と聖徳保育園の園長、理事長を歴任されていました。
京都大学の教育学部を卒業されておられたからでしょうか、宗教における教育機関の重要性をうったえられた御生涯だったと思われます。
宗門においても、真宗大谷派(東本願寺)の教学研究所所員、大谷専修学院講師、教育部長、久留米教務所長などの要職を歴任された経歴を持ち、多岐にわたってご尽力いただいた方でした。
葬儀では九州大谷短期大学の現学長の大江憲成先生が弔辞を述べられ、桑門豪さんのご遺徳を偲んでおられました。
葬儀の最後に喪主の現住職から謝辞がありました。
今年7月頃から体調を崩されたそうですが、療養中も奥様の前坊守様のことを気にされておられたことなどのお話をうかがいました。
「父親には何事にも真剣に取り組む姿勢がありました」というご挨拶の言葉が印象的でした。
葬儀の開式にあたり善教寺のコーラスグループ「きりんの会」による仏教讃歌がありとても素晴らしい歌だったので紹介します。

仏教讃歌
「生きる」
一、生かされて 生きてきた
  生かされて 生きている
  生かされて 生きていこうと
  手をあわす 南無阿弥陀仏
二、このままの わがいのち
  このままの わがこころ
  このままに たのみまいらせ
  ひたすらに 生きなん今日も
三、あなかしこ みほとけと
  あなかしこ このわれと
  結ばるる このとうとさに
  涙ぐむ いのちの不思議に

謹んで哀悼の意を表します。
合掌(南無阿弥陀仏)
山門
善教寺本堂の様子
葬儀の荘厳
きっちりとおかざりされていました
余間が中陰の荘厳にされていました
参勤法中
導師の臼杵・善法寺御住職と佐伯組内法中
おとき会場でご挨拶する善教寺住職
佐伯では葬儀の後におときがあるそうです
16時から近くの錦水園というホテルでありました
お招きいただいたのでおときを頂戴しました
おときの前に、亡くなった前住職の従姉妹の方が前住職を偲んでフルートを演奏されました
おときの料理は勿論精進料理でした
最近は「精進落とし」といって、初七日の日から生臭モノを食べるのが気になります
仏教では伝統的に四十九日までの間は精進料理で過ごすのが本来的なかたちです
おとき会場の様子
御門徒さんも多く列席されていました

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