東北地方太平洋沖地震で犠牲に遭われた方々には衷心より哀悼の意を表し、被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます。

東北地方太平洋沖地震で犠牲に遭われた方々には衷心より哀悼の意を表し、被害に遭われた方々には心からお見舞
い申し上げます。

2010年12月19日日曜日

勝福寺 百日聴聞会

12月18日、宇佐市四日市にある勝福寺さんの「宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌お待ち受け百日聴聞会」にお参りさせていただきました。
勝福寺さんの本堂
四日市別院の前にあります
本堂の向拝柱に「百日聞法会」の木札がかけられていまいた
この「百日聞法会」は、宗祖親鸞聖人の七百五十回御遠忌にむけて「聖人の真似をして仏法に身をひたしていけば、必ずや仏法が我が身の奥深くまで響きわたってくる」という思いのもと、約2年前の2009年1月より始められたそうです。
お話くださいます先生は、僧俗、男女、老少、遠近、東西を問わずバラエティーに富んでいます。
真宗でも大谷派ではなく本願寺派出雲路派の方、あるいはキリスト教の牧師さん、坊守さん、ご門徒さんもいました。
北海道から来られた方、音楽関係の方、文学関係の方、教育関係の方、中には92歳の元高校教諭をされていた方もいました。
今回が75回目の聴聞会となり、来年11月の宗祖親鸞聖人の七百五十回の御正当報恩講までには100回に達成すると思われます。

今回お話をされた方は田口弘さんという方で「念仏者のお仕事」というテーマでお話いただきました。
第75回目の案内
お話をされる田口弘さん
田口さんは真宗大谷派の僧侶でありますが、東京四谷で仏教酒場「坊主バー」を経営なさっておられる方です。
田口さんの母親の実家の前に大谷派のお寺があり、子どもの頃から親しくお付き合いされていたようです。
少年期にいじめられた経験などがあり死にたいと思ったことがあったそうですが、そのお寺の住職さんに当時東京教区の駐在教導をなさっておられた長川一雄先生を紹介されました。
長川先生との出あいによって、真宗の教えに感銘を受け生きる道を見出したそうです。
その後京都の大谷専修学院というところで真宗の教えを学ぶわけですが、そこで田口さんを指導されておられた方が勝福寺さんの藤谷知道住職でした。
そういったご縁で今回おみえになりました。
田口さんは生まれつき弱視でありましたが、十数年前完全に両眼とも視力を失われました。
そこでお寺での僧侶の活動ができなくなり、仏教酒場「坊主バー」で客に仏教の教えを伝えていくという道を選ばれることになったそうです。
ユーモアを交えながらの分かりやすいお話をいただき、田口さんの人柄や人生の背景に惹きつけられました。
お話の内容については後日勝福寺さんのHPにUPされると思いますのでご覧いただきたいと思います。
参加者はカードを持っていて、出席するとスタンプが押されます
ラジオ体操のカードみたいですね
これまでの聴聞会のテープが貸出用にありました
これまでの聴聞会のCDもあり、販売されていました
会の前には「衆会」、「三帰依」、「正信讃」を歌いました
田口さんのお話の様子
この日も約50名くらいの方がお参りされていました
会の終了後は田口さんを囲んで座談会です
熱心な座談会が繰り広げられていました
夜は食事をしながらの座談会があるそうですが、今回は参加できなかったので残念です
座談会での田口さん(左)と藤谷住職(右)
約30年前はは先生と生徒でした
勝福寺さんの取り組みには本当に頭が下がります。
お寺の本堂に入れば「ここにはお念仏が生きているなあ」と感じます。
藤谷住職さんの実直で誠実な姿と行動力が、ご門徒さんを惹きつけていることもあるんだろうと思います。
ある意味、自分自身が恥ずかしくもあり、情けない思いもしました。
自分はお寺というところに身をおいていながら、何をしてたんだろうという反省に立たされました。
しかし、私には到底そこまで真似できませんが、こういった雰囲気を少しでも味わうことができただけでもすごくよかったと思いました。
本堂に掲示されていた貼り紙
真宗門徒の大事な姿勢です
「不足まで言わせてもらって何不足」
身に響く言葉を見つけました

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