御正忌報恩講の法要について報告します。
法要は、21日(午後)の逮夜の法要から始まり28日(午後)の結願日中まで勤められました。
仏教の伝統的なお勤め形式に「六時礼讃」というものがあります。
中国の善導大師が著された『往生礼讃偈』に基づいて、1日を6つに分けてお勤めをするということです。(ちなみに四六時中とはここからきています)
具体的には以下のようになっています。
◯逮夜(午後2時)
◯初夜(午後6時)
◯中夜(午後10時)
◯後夜(午前2時)
◯晨朝(午前6時)
◯日中(午前10時)
逮夜から始まって4時間おきにお勤めして、日中まで6回に分けてお勤めするのが1セットです。
(現在では一般的な真宗寺院では中夜、後夜の法要は省略します)
ですから、例えば3昼夜のお勤めといえば、4日間にわたって勤まります。
当寺院は7昼夜の法要なので、8日間勤められるということです。
当寺院では、午前7時から晨朝と日中のお勤めを続けていたします。(兼日中といいます)
午後1時半からのお勤めが逮夜の法要で、午後7時半からのお勤めが初夜の法要となります。
法要の差定(次第)についての詳細はここでは触れませんが、前半から後半にかけてだんだん重いお勤めになります。
多くのお寺さんにも参勤いただきました。
以下、今法要について写真にて報告いたします。
差定(次第)を記したものが後堂にあります 昔のものなので、現在は少し省略しています |
22日逮夜(昼法座) 参勤法中:元光西寺法務員の岩田さん |
23日逮夜(昼法座) この日は日曜日だったので、長男の惟眞と二男の慧眞が外陣にて出仕しました |
外陣でお勤めする長男と二男 |
25日逮夜(昼法座) 参勤法中 寒田・西福寺住職(左) 福岡県豊前市・浄心寺住職(今回の御講師の息子さん) |
25日逮夜(昼法座) 参勤法中 佐伯市・大願寺住職 |
25日初夜(夜法座) 参勤法中 末広町・光西寺住職(右) 王子町・光明寺住職 |
26日逮夜(昼法座) 『御伝鈔』下巻の拝読がありました 25日逮夜では住職が上巻を拝読しました |
『御伝鈔』を運ぶのは御門徒の四童子さん(手前)と秦さん |
26日初夜(夜法座) 参勤法中 末広町・光西寺若院(右) 戸次・妙正寺若院(中) 末広町・光西寺法務員の仁科さん(左) |
26日初夜(夜法座) 参勤法中 大手町・浄龍寺若院(左) 末広町・光西寺若院(中) 末広町・光西寺法務員の山崎さん(右) |
27日逮夜(昼法座) 25、26日の逮夜と28日の結願日中では登高座がありまあす 現在ではいずれも『歎徳文』を拝読します 住職は七條袈裟を付けています |
27日逮夜(昼法座) さんきん法中 岩田町・安念寺住職(右) 下郡・等應寺若院(中) 萩原・長久寺法務員の西さん(右) |
27日逮夜(昼法座) 登高座から戻る住職 |
28日逮夜(昼法座) 参勤法中 長浜町・常念寺住職(中) 富岡・妙林寺若院(右) |
28日逮夜(昼法座) 参勤訪中 大道・善巧寺若院(中) 岩田町・安念寺若院(左) |
28日初夜(夜法座) 参勤法中 萩原・長久寺住職(左) 萩原・長久寺法務員の小田さん(中) 住職の弟、山口県美祢市・明楽寺前住職(右) |
28日初夜(夜法座) この法座でも長男が外陣出仕しました |
真宗では勤行の最後に『御文』(本願寺8代目蓮如上人作)を拝読します |
28日結願日中(昼法座) 参勤法中 義兄(姉婿)の、福岡県大川市・覚了寺若院(中) 住職の弟、山口県美祢市・明楽寺前住職(右) 結願日中では住職と私が七條袈裟をつけます |
28日結願日中(昼法座) 参勤法中 戸次・妙正寺住職(中) 福岡県大川市・即善寺法務員の磯貝さん(左) 住職(右)は前日と七條袈裟をかえました |
この日も住職の当高座があり、歎徳文が拝読されました |
結願日中のお勤め終了後、お内仏でお礼 |
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