東北地方太平洋沖地震で犠牲に遭われた方々には衷心より哀悼の意を表し、被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます。

東北地方太平洋沖地震で犠牲に遭われた方々には衷心より哀悼の意を表し、被害に遭われた方々には心からお見舞
い申し上げます。

2010年9月25日土曜日

山下達郎ライブ

9月24日、山下達郎のライブ「JACCS PRESENTS TATSURO YAMASHITA Performance 2010」が大分iichikoグランシアタであり、妻・妻の弟夫婦と4人で見に行きました。
私はあまりコンサートに行くことに興味がないんですが、山下達郎は別です。
勿論彼の音楽が好きだという理由もありますが、最大の理由は山下達郎がテレビにも出ないし、ライブ映像も公開されてないので本人を確認できるのがライブだということです。
結論からいうと、クオリティーの高いパフォーマンスを満喫でき最高でした。
先月、大分でEXILEのコンサートが2days行われ、計8万人の観客を動員しましたが、その時の大分はちょっとした大騒ぎ状態になっていました。
私はそのコンサートに行った訳ではないんですが、対照的なコンサートだったんじゃないかと思います。
山下達郎の場合はダンスなどが無く、しかもビジュアル重視ではないというのは勿論ですが、巨大な広告宣伝などを背景に商業的興行を展開するアーティストとは違い、音楽的センスと技術だけで観客を魅了するライブでした。
山下達郎が大分に来るのは、99年1月以来で実に11年8ヶ月ぶりです。
実はその時も私、見に行きました。(その時は妻・妻の弟の3人で行きました)
今回のツアーはデビュー35周年の記念ツアーでそれにちなんで全国35公演あるそうです。
しかし、追加公演が4つあり全39公演ということで、この大分公演が22公演目でした。
ライブ中、山下達郎が「あと17公演あるので、今日の公演をブログなどでネタばらししないでください」と言ってましたが、感想だけでもと思い、約束破って投稿してます。
私たちは今回2階席の2列目という席でしたが、別にビジュアル重視ではないのでここで十分でした。
客層は予想通り40代〜50代がほとんどで、20代の人は極僅かじゃなかったかと思います。
当然、チャラチャラした人などいませんでした。
ステージのセットはアメリカ的な家が上手下手に一軒づつあり、ガレージからトラックの荷台が出ている、三輪車やガーデンのテーブル、イスが庭にある、バックは草原に風車などといった感じでちょっと“わたせせいぞう的”な雰囲気で結構大掛かりでした。
演奏全体をとおして思ったことは、山下達郎独特のギターのカッティングの格好良さと歌唱力に魅せられたということです。
曲の間に、スキャットというかハミングというかシャウトというか、そういったのが入るのは山下達郎の醍醐味です。
また、山下達郎の曲はベースの音色が効いてるものが多く、そういうところも個人的に好きなんです。
MCは相変わらずの雰囲気で、FMラジオの『サンデーソングブック』同様、流暢で軽快でちょっと毒舌&自虐的なところがあり客にウケまくってました。
正直言うと、かなりの早口なので聞き取りにくかったです。
この山下達郎は音楽に関してかなりマニアックな方なんですが、その部分が十分堪能できるライブでした。

オープニングは意外にもKinKi Kidsに提供した曲「HAPPY HAPPY GREETING」でした。
おそらく35周年祝いでそうなったんだと思います。
引き続き私がオープニングと予想した「SPARKLE」で、一気に達郎ワールドに突入しました。
今回は山下達郎の原点を回帰する意味で、シュガーベイブ時代の曲を当時のヴァージョンで何曲か披露してくれました。
「WINDY LADY」、「SOLID SLIDER」は私の大好きな曲で、懐かしさと山下達郎の才能とライブならではの雰囲気が見せ場でした。
お得意のアカペラも披露してくれました。
「Most Of All」、「Only Have Eyes For You」の2曲でした。
あらためてこの人の凄さを感じました。
今でこそ、「ハモネプ」とかで若い人もやってますが、「On The Street Corner」シリーズなんか3作も出してるんですよ。
しかも全部一人でやってるんですから驚きです。
ライブではVOCAL以外の音源が流れ、VOCALは生で歌うという形です。
ファンクラブのリクエスト曲「潮騒」、名曲「クリスマス・イブ」もありました。
正直、「クリスマス・イブ」はライブ向きではないような気がします。
最近の曲では「僕らの夏の夢」、てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』の主題歌「希望という名の光」がありました。
エンディングは「LET'S DANCE BABY」、「アトムの子」、「LOVELAND,ISLAND」の3曲。
「LET'S DANCE BABY」からは総立ちでした。
(私は座ってゆっくり見たい派なので立ちませんでした。2階席は一部の人が立ってました。)
お約束、「LET'S DANCE BABY」の「心臓に指鉄砲♪」のところで観客のクラッカーが鳴りました。(これは山下達郎のライブでのお約束です。前回もありました。)
最近はネットなどのおかげで情報が豊富なので、みんな知ってるんですね。
かなり、多くの人が鳴らしましたので、しばらく火薬のにおいが充満してました。
これもお約束、「LOVELAND,ISLAND」の最後に拡声器でパフォーマンス。
今回のは去年取り壊された大阪フェスティバルホールから貰ったものらしいです。
最後の3曲は超ノリノリでした。
アンコールでは、2曲披露してメンバー全10名でカーテンコールをしておきながら、もう一曲シュガーベイブの名曲「DOWN TOWN」を演奏。
その後、山下達郎以外のメンバー全員引っ込んでこれでもう終わりかと思いきや、アカペラで「Your Eyes」を熱唱で終了しました。
したがって、アンコールだけで4曲ということですごくお得感がありました。
山下達郎は一度もソデに引っ込むこと無く3時間強のライブでした。
57歳とは思えないほどのパワフルさに驚きました。
こういう人が日本の音楽シーンにいることは有り難いことです。
山下達郎独自の音楽ジャンルなんでしょうね。
これからは毎年ライブ活動をするようなので、行ったこと無い方は是非一度堪能してみてください。
おススメです。
(一応、MC部分のネタばらしは極力遠慮したつもりです。あしからず。)
今回のコンサートのポスター画像。この衣装で演奏してました。
今回のチケット


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