東北地方太平洋沖地震で犠牲に遭われた方々には衷心より哀悼の意を表し、被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます。

東北地方太平洋沖地震で犠牲に遭われた方々には衷心より哀悼の意を表し、被害に遭われた方々には心からお見舞
い申し上げます。

2011年3月19日土曜日

2010年度小学校卒業式

3月16日(水)大分大学教育福祉科学部附属小学校の第126回卒業証書授与式が行われました。
男子60名、女子60名の計120名の卒業生が、学び舎とお世話になった先生方にお別れをしました。
私もPTA役員を拝命している関係でお招きをいただいたので、列席いたしました。

【式次第】
一、開式のことば
一、国歌斉唱
一、卒業証書授与
一、学校長式辞
一、学部長祝辞
一、来賓「お祝いのことば」PTA会長
一、卒業生・在校生のコール「のびる子 旅立ちのコール」
一、保護者代表謝辞
一、校歌斉唱
一、閉式のことば

卒業証書授与では一人ひとりの児童らの堂々としたすがたが印象的でした。
卒業証書授与
西本一雄学校長の式辞では朝日新聞の『天声人語』に書かれていた「窮屈な幸せ」のお話がありました。
四角形のコタツに5人が座ると1人あまります。
じゃあ五角形のコタツを作ればいいのでしょうか?
そうではなく、窮屈でも喧嘩しながらでも知恵を出し工夫をして座ることが大切です。
現代は自分の部屋を持ち、クーラーがあって、テレビがあって、パソコン、携帯電話がある快適な暮らしに慣れきっています。
しかし、このように何不自由なく快適な生活や他人と関わりを持たずにいることが、幸せなのでしょうか?
家族や友人との関係の中で、肩と肩を寄せ合い会話を交わし知恵を出し工夫をすることが本当の幸せなのです。
今回の東北地方の震災にあたり、みんなで助け合うやさしい心とたくましい行動力が窮屈な中でも発揮されています。
最後にこの一年間最高学年としてよくがんばりました、というお話でした。
西本学校長の式辞
大分大学教育福祉科学部の大岩幸太郎学部長の祝辞では、将来社会でどのような人間になりたいか?というお話がありました。
大岩先生は子どもの頃に『土星の宇宙船』という本を読まれて電気技師になりたかったそうです。
さらに、『鉄腕アトム』の『十字架島』の巻についてお話をされました。
ロボット学者の戸沢博士が製作したプークという自由自在に変身できるロボットがアトムと対決します。
プークは鷲になったりライオンになったりしてアトムと戦いますが、結局最後は壊れて動けなくなりました。
そこでアトムがプークに向かって「あんまり一度にいろいろなものになろうとしたから」だと言いました。
将来いろいろなことをできる人間になるのではなく、何にでもなれる可能性のある人になってその中から自分の道を選んで欲しいというメッセージを卒業生に送られました。
大岩学部長の祝辞
大岩学部長は写真や絵を使ってお話くだいました
中野通孝PTA会長は、ご自身が35年前に附属小学校を卒業されて感じたことをお話されました。
自分にとって大切な人は誰かと考えたら家族と友だちであり、友だちは特に同級生だということでした。
仲間はずれにされたこともあったが、今では仲の良い友だちとして大切な存在であります。
こうして同級生として出会えたことは、特別な出会いであり、その友だちは特別な存在であり一生の友であります。
となりの人を大切に思い、一生の宝ものにしてください。
そして、助け合い、励まし合い、やればできるという信念を持って、諦めず投げ出さずに突き進んで欲しいという力強い言葉で卒業生を送り出しました。
中野PTA会長の祝辞
中野会長はご長男が卒業されました
おめでとうございます
卒業生と在校生のコールは素晴らしいことばと歌で我々に感動を与えてくれました。
卒業生のコールと歌
在校生が『明日へつなぐもの』の歌で卒業生を送りました。
「旅立つ君の背中に 胸張って誓うよ 僕らに教えてくれたこと 忘れはしないから」という歌詞がよかったです。
卒業する6年生は「のびる子」という学年テーマのもとで成長してきました。
特にフープをとおして、続けることの大切さを学びました。
やりたいことを続けることによって自分を伸ばすことができる、「のびる子」として成長しました。
是非これからも伸び続ける人間として大きく羽ばたいていって欲しいと思います。
学校長、学部長、PTA会長の言葉を胸に刻み、今まで後押ししてくれた先生や家族の方に感謝する気持ちを忘れないでください。
6年間よくがんばりました。
本当におめでとうございました。
卒業記念制作の木彫校歌額
保護者代表謝辞
卒業生には在校生よりブーケが送られました
最後は在校生がアーチをつくって送りました
BGMはいきものがかりの『YELL』でした

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